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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
近代競馬150周年(5)―栄えゆく血脈のデメリット―
メリットがあればデメリットがある、これが世の常です。
それはもちろん日本競馬界においても例外ではありません。
現在そういう事象が存在するのです。
そこには、第1回目に取り上げた「サンデーサイレンス」が関わってきます。

そういったことで第5回目となる今回は、「サンデーサイレンス産駒の馬」について書いていきます。

これまでの計4回の記事では、もれなくサンデーサイレンス産駒の馬を取り上げてきました。
それくらい、現在の日本競馬界を語ろうと思えば、サンデーサイレンスのこと、
そしてサンデーサイレンス産駒の馬のことは外すことが出来ないのです。

サンデーサイレンス産駒の馬は、競走馬としての活躍はもちろんのこと、
牡馬であれば種牡馬、牝馬であれば繁殖牝馬として活躍しています。
それゆえ、「サンデーサイレンス系」とも呼ばれる一大サイアーラインは築かれたのです。

しかし先で書いたように、メリットがあればデメリットが存在します。
そのデメリットが、サンデーサイレンス系種牡馬の血の飽和です。

これは、サンデーサイレンス直仔の種牡馬がデビューした後よりもたらされた、
リーディングサイアー上位のサンデーサイレンス系の種牡馬による独占を指します。
なぜリーディングサイアー上位の独占がいけないのかと思うかもしれませんが、
これは非常に深く、そして重要な問題なのです。

どういった問題が生じるのか考えると、サンデーサイレンスの血を引く馬が過剰に生産されることによって、
それらの馬が種牡馬や繁殖牝馬となることで近親交配のリスクが高まることが重要な問題として考えられます。
現にその現状をあらわすかように、2011年の日本ダービーでは
出走18頭すべて「サンデーサイレンスの血を引いた馬」という事態も起こっているのです。

この血の飽和の対策として一つとして挙げることができるのが、
サンデーサイレンス系の馬を日本国外へ輸出するという方法です。
第2回で取り上げた「リミットレスビッド」が韓国で種牡馬入りしたのは、この対策の一環だと考えられます。
このように血の飽和という問題への対策は必要不可欠になっているのです。

「盛者必衰のことわりをあらわす」という『平家物語』の有名な一節がありますが、
「盛者」つまり「サンデーサイレンス系」は衰退してしまうのでしょうか。
そんなことはないと思います。
なぜならば、この血の飽和という問題は既に気付かれていて、対策を講じることが可能だからです。

しかし、このまま対策も無しに進んでいけば、
「サンデーサイレンス系」の衰退、ひいては日本競馬界の衰退は避けられないでしょう。
「おごれる者久しからず」、この言葉を教訓にしていかなければならないのです。


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2012/06/07(木) 10:21:07) | まとめwoネタ速neo