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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
近代競馬150周年(9)―父の夢を継いだ娘―
第8回で、海外G1の制覇の壁は1998年に越えたと書きました。
確かに海外G1の制覇の壁は、シーキングザパールがフランスのG1レースを制覇することで越られました。
しかし、まだ越えることの出来ない壁が日本競馬界には存在したのです。
それがアメリカのG1レースを制覇するという壁でした。

第9回目となる今回は、日本馬初のアメリカG1制覇をした「シーザリオ」について書いていきます。

シーザリオといえば、第4回で取り上げたスペシャルウィークの娘です。
スペシャルウィークは、日本ダービー(東京優駿)を制覇した後に、
凱旋門賞を視野に入れた海外挑戦の話が持ち上がったほどの実力馬でありまして、
その娘であるシーザリオはそんな父の血をしっかりと受け継いだ一頭だといえます。

シーザリオの競走馬としてのデビューは2004年の12月の阪神競馬場でした。
この新馬戦を勝利し、翌年の1月に寒竹賞にも勝利、さらにはG3のフラワーCにも勝利しました。
こういった3連勝という活躍の目覚しさもあり、迎えた桜花賞では単勝1番人気に支持されます。
しかし結果は、同年代の実力馬であるラインクラフトに惜敗しました。
続いて迎えたオークス(優駿牝馬)では、ラインクラフトがNHKマイルカップに向かったこともあり
再び単勝1番人気に支持され、見事に初のG1制覇を果たしたのです。

このG1制覇によりシーザリオ陣営の夢は一気に膨らみました。
その夢こそが、アメリカのG1レースであるアメリカンオークスに挑戦し制覇することだったのです。

アメリカでの日本馬の活躍といえば、第6回で取り上げたハクチカラを思い出します。
ただ、ハクチカラは、重賞レースは制覇したものの、アメリカのG1レースを制覇することはありませんでした。
さらにハクチカラのアメリカでの重賞レースの制覇は1959年とだいぶ昔のことであり、
もはや2005年当時では近年でのアメリカでの日本馬の活躍は皆無となっていたのです。

そのような中での勇気を持ったシーザリオの挑戦ではありましたが、結果は素晴らしいものとなります。
アメリカンオークスをシーザリオは制覇し、見事にアメリカでのG1レースを初制覇を果たしたのです。
さらにいえば、この制覇は内国産種牡馬の産駒として初のG1レース勝ちという意味も持っていました。

しかし運命というのは皮肉なもので、
シーザリオはアメリカからの帰国後に右前繋靭帯炎を発症し、そのまま引退をしてしまったのです。

もちろん、この引退によってシーザリオの活躍が色あせたわけではありません。
日本競馬界の歴史に残る大偉業を果たしたシーザリオは間違いなくスターホースです。
またシーザリオは、父であるスペシャルウィークの夢を継いで、
その夢を最高の結果として歴史に名を残した最高の「孝行娘」だといえます。
我々競馬ファンは、そんな「孝行娘」シーザリオのことを忘れてはいけないでしょう。


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