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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
近代競馬150周年(16)―日本競馬のこれから―
日本の競馬は2007年に国際セリ名簿作成基準書のパート1国入りを果たしました。
これに伴い、日本では国際格付けが与えられている重賞競走については引き続き「グレード(G)」、
それ以外の重賞競争については「Jpn」の表記に変更することになりました。
こういった出来事からわかるように、日本競馬は確実に世界トップレベルに並びつつあるのです。

第16回目となる今回は、 世界のトップを目指す「日本競馬のこれから」について書いていきます。

世界の中の日本競馬の位置付けは長らく低いものでした。
それは、欧米などの競馬列強国に比べて生産技術が未熟だったこと、
そういった競馬列強国に抗することができる強い血統を築けていなかったことが原因だと思われます。
生産技術の未熟さは時代の経過に伴って進歩を遂げてきたといえる一方で、
競馬列強国に抗することができる強い血統を構築することはなかなかできませんでした。

そういった状況を打破したのが、第1回でも取り上げた「サンデーサイレンス」の登場でした。
サンデーサイレンスの登場は日本競馬界に大きな光をもたらしました。
日本競馬は競馬列強国に抗することができる強い血統を構築するキッカケを得たのです。

サンデーサイレンスという種牡馬の登場で、
日本競馬にはサンデーサイレンス系とも呼ばれる一大サイアーラインが誕生しました。
しかしその一方で、繁栄の弊害が起きました。
サンデーサイレンスの血を受け継いだ馬が急増したことにより、近親交配の危険性が高まっているのです。
つまり現在の日本競馬には、新たな血統を持つ優秀な種牡馬と優秀な繁殖牝馬が求められているということです。
これは、日本競馬のこれからを考えていく上で非常に大きな課題の一つであります。

さらに日本競馬の末端の部分に目を向けると、中小の生産牧場が苦境にたたされているという現実があります。
現在の日本競馬界を席巻している競走馬の多くは、社台グループが生産した競走馬です。
この現状の問題もまた、社台グループがサンデーサイレンスを輸入したということからきています。

しかしこれは、第1回で触れたように吉田善哉さんの熱意によって実現した輸入でもありました。
そしてその熱意が社台グループを大きくしていったのです。
つまり今後、サンデーサイレンス系ではない優秀な種牡馬が輸入され、
社台グループのように大きな発展を遂げるような生産牧場が出現する可能性があるということです。
その一つの方法が、中小の生産牧場が集まってシンジケードを組み種牡馬を迎え入れるという方法です。
いまだこの方法で大成功をおさめた例はありませんが、今後の大成功が期待されます。

こういった一つ一つの問題点が解消されていった時が、日本競馬が真に世界と渡り合う時なのでしょう。
いつか来るであろうその日を見ることは、自分の楽しみの一つです。


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