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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
本を食べる者たちに憧れて
皆さんは本を食べる虫がいるのをご存知でしょうか?
「本を食べる虫なんているの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は結構メジャーな虫なんです。
その虫は「紙魚(シミ)」といいます。

この紙魚は、野外でも樹皮下などに生息するものや、アリの巣に入るものもいるそうですが、
有名なのは人家に生息して障子や本、和紙の表面を舐めるように食害するものです。
本があるところには紙魚が現れる可能性があり、ということです。

図書館や書店などの本を多く取り扱う場所では、この紙魚への対策を行なうことが常だといいます。
もちろん本が多く集まる場所に現れるわけですから、読書家や本持ちたちの天敵だといえます。
家庭での紙魚対策としては、除湿剤を使って湿気を無くす、服と本の虫干しする、
ダンボールを捨てるなどのことが挙げられるようですが、なかなか家庭では手間のかかる作業です。
いやはや、「紙魚」というのは厄介な虫です。

しかし、「本を食べる虫」って言葉には、何だか素敵な響きがあります。
本を食べそれを自分の栄養として生きていく、これって稀代の読書家たちの生き方に似ています。

井上ひさしさん、立花隆さんといった読書家は所有する本も尋常な数でありません。

小説家であり劇作家でもあった井上さんが生前に所有した蔵書は約20万冊だったといわれます。
これは井上さんが膨大な資料を収集して作品を描いていたことに起因しています。
この蔵書は、井上さんの故郷である山形県東置賜郡川西町に寄贈され、
それが図書館「遅筆堂文庫」として開設されているので、一般の方々でも閲覧が可能になっています。

ジャーナリストで作家の立花さんの蔵書一覧は、先日発売された『立花隆の書棚』で見ることができます。
この『立花隆の書棚』は、
「ネコビル」とよばれる立花さんの仕事場兼書庫に収められた約20万冊の本の様子が、
1万回にわけて撮影されたという写真によって知ることができるという何とも凄い本です。
この本を読み進めていくと、「個人でこんなに本を持っている人がいるのか」と驚かされます。

20万冊の本を持つというのは本当に大変ですよね。
ましてや、先ほど述べた紙魚対策のことを考えたら、背筋が寒くなる思いです。
しかし、それだけのことをしても持つ価値のあるものが本だと思います。
自分はそんな本を食べて(読んで)栄養を得ていく者たちに憧れを持ってやみません。


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