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自分の好きなこと、特にハロプロ関連の話題とテレビ番組の感想について多く書いています。
『日本人の哲学1 哲学者列伝』 鷲田小彌太
日本人の哲学1 哲学者列伝日本人の哲学1 哲学者列伝
(2012/11/28)
鷲田 小彌太

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今回は鷲田小彌太著『日本人の哲学1 哲学者列伝』について書いていきたいと思います。


内容
日本の歴史はほとんどの時代で偉大な哲学者を有している。

存在論、認識論、人生論の三位一体をめざす。

狭義の哲学が無視してきた人生論に光を当てる。

現代から古代へ、時代を逆順に進むスタイル。

誰にでも理解でき、利用できる思考の具体例で構成。

やせ細った「哲学像」からの脱却をめざし、哲学者・鷲田小彌太が書き上げた主著たる大作。


感想
近代日本の思想家として知られる中江兆民さんは「日本に哲学なし」と論じました。

この有名な言葉によって、多くの日本人は「日本に哲学なし」と信じてきました。

しかし本書のなかで鷲田小彌太さんは、
日本の歴史はほとんどの時代で偉大な哲学者を有していると論じます。

そして本書を読み進めると、なるほど鷲田さんの言っていることがよく理解出来るのです。

吉本隆明さんに始まり日本書紀で終わる本書の中には、
今まで自分が知らなかった日本人の哲学者たちが数多く登場し、その哲学の豊穣さが紹介されます。

鷲田さんは、本書の中で登場してくる哲学者を賛美するだけでなく批判もします。

特に「戦後の哲学者たち」で登場する丸山真男さんにへの批判には鋭さがあります。

肯定や否定も合わせて紹介される本書には、
日本人が知るべき、まさしく「日本人の哲学」が詰まっているのです。

本書は『日本人の哲学』シリーズの1巻目とされ、
続くシリーズは「文芸の哲学」「政治の哲学」と続いて全10部(全5巻)が予定されています。

本シリーズが日本人の意識(哲学観)を大きく変えることになるのかもしれません。
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